パソコンやスマートフォンの普及により身近で便利になったインターネットですが、
インターネットを通じて起きるトラブルや
注意したいインターネットとの関わり方を紹介しました。
・気づいたら加害者に?!身近なインターネットトラブル
・SNSだけじゃない!注意したいインターネットとの関わり方
トラブルを未然に防ぐために”ネットリテラシーを身につけるといい”ってことだったわよね。
ネットリテラシーとは?
インターネットを正しく使いこなす力のことで、インターネットリテラシーとも言います。
インターネットは便利な一方、危険な情報や虚偽の情報もあふれおり、
使い方を間違うと大きなトラブルになってしまうことも。
そうしたことを未然に防ぐため、インターネットを正しく使う力に注目が集まっています。
インターネットを巡るトラブルは子どもだけじゃなく大人にも起こりうることなんだ。
便利なインターネットを上手に使っていくために
ネットリテラシーは子どものうちから身につけておきたいね。
でもどうやって身につけたらいいのかしら?
ネットリテラシーを身につけるために
何歳になったら?
ネットリテラシーは子どものうちから身につけておきたいですが、
インターネットを使うといっても、動画投稿サイトやSNSなど種類も多く、
また、視聴するだけやコメントを書くなど、使い方も様々ですよね。
動画投稿サイトを視聴するだけなら幼児期の子どもでも使っていますが、
SNSで情報発信するとなると高校生以上の子が多いのではないでしょうか。
使い方と一緒に少しずつ伝えるというのが子どもにとっても理解しやすいです。
ただし、サービスによっては危険性などを教えても難しいという場合もあります。
必ず大人と一緒に使うようにするか、
理解できるようになってから使うという判断も必要です。
どうやって身につけたらいい?
安心してネットリテラシーを身につけるために、
どのようにしたらいいかをご紹介します。
大人が見守れる環境で使う
使い方が分からないうちは大人と一緒に使うとは思いますが、
子どもの吸収力はとても早く、
いつの間にか一人で使っていたという事もあり得ます。
後述する”ルールを決めること”や”ペアレンタルコントロール等の利用”で、
ある程度トラブルや危険な情報から遠ざけることもできますが、
それで安心というわけではありません。
使い方は親が教えるだけじゃなく、
友だちから聞いたり、動画投稿サイトから情報を得たりする場合もあるからね。
”知らないうちに危険な使い方をしていた”なんてこともあるのね。
一緒に使っていればよくないこととかその場で注意ができるから、
なるべくは親の目の届くところで使ってほしいよね。
また、はじめは動画投稿サイトを見るだけだったたけど、
ある程度の年齢になってSNS等も使うようになったというような場合、
SNS等に対するネットリテラシーは低いので気をつけなければなりません。
大人の想像以上のことをする可能性もあるので
ある程度ネットリテラシーが高まるまで注意して見守る必要があります。
インターネットを使用する際のルールを決める
子どもがインターネットを使うようになったら使い方を教えるだけでなく、
トラブルに巻き込まれないよう、ルールを作って正しく使える力をつけるのも大切です。
前述されている”大人が見守れる環境で使う”っていうのもルールの一つね。
ネットリテラシーの高い・低いによってルールは多少変わるけど、
”SNSに個人情報を載せない”とかは絶対に守ってほしいよね。
- SNS等には名前や住所などの個人情報を載せない
- 他人の情報を勝手に使わない
- 不確かな情報は載せない
- など
ルールとして入れたいですね。
- 動画投稿サイトでの視聴は登録チャンネルだけ
- 勝手にアプリをダウンロードしない
- SNS等に情報をアップするのは親が確認してから
- など
少し制限を厳しくすることや、確認を取ってからアクションを起こすことなど
ルールとして入れると安心です。
具体的なトラブル例を教える
ルールを決めるときや注意するとき、なぜだめなのか具体的な例を伝えると
子ども自身もトラブルを想像しやすく、より気を付けて行動するようになります。
”やってはダメなこと”だけではなく、
”こんな危険なことが起こる”ってことも一緒に教えられたほうが、
ちゃんと守らないとって思うよね。
インターネットの危険性が分かっていれば
ルール以上に気を付けてくれるかもしれないものね。
・SNSだけじゃない!注意したいインターネットとの関わり方
で紹介したようなトラブルや気をつけたいことを
具体的に教えてあげると分かりやすいかもしれません。
ペアレンタルコントロール等を利用する
ネットリテラシーが低い子どもたちをトラブルから守るには、
事前に制限をかけるペアレンタルコントロール等を利用する方法もあります。
ペアレンタルコントロールって具体的にどんなことができるの?
サービスを提供している会社とか機器によって違うけど、
有害サイトへアクセスできないようにしたり、
アプリとかの利用制限をかけたりできるんだ。
知らないうちに有害サイトにアクセスしちゃうかもしれないから、
制限をかけておくのは大切ね。
制限も子どもの年齢とか、利用状況とかによって設定できるから、
ネットリテラシーが高まってきたらだんだんと制限をなくしていくってこともできるんだ。
ずっと守られてばかりじゃ学べないこともあるものね。
子ども向けの検索エンジンなどもあり、
状況に応じた環境で少しずつネットリテラシーを高めていけます。
複数個所から情報を得るようにする
インターネットは便利でリアルタイムに情報を得られる一方、
不確かな情報も多く存在するため、
一つの情報を鵜吞みにしてしまうのは危険です。
インターネットはいろんな人が気軽に発信できるから、
多くの情報が集まるけど、
人によって感じ方や考え方が違う場合もあるわよね。
元々は「○○だと思う。」って内容だったのが、
まわりまわって「○○だ。」に変わってしまっていることも有り得るしね。
インターネットだけではなくテレビや新聞などからも情報を得ることで
ネット記事の特性などにも気づくことができます。
「このサイトに書かれていることは怪しいな」
「この内容は信憑性が低いからもう少し調べてみよう」
といったことに気付ける力がついてきます。
大人も子供も使いながら学んでいく
トラブルが怖いからといって使わないままでは学ぶことはできません。
自分で判断して正しく使うことができるよう、
少しずつ使いながら学べる環境を整えていきたいですね。
また、サービスの種類や使い方も日々変化しています。
子どもが安心してインターネットと付き合えるよう、
大人自身もネットリテラシーを身につけ、更新していきたいですね。
・気づいたら加害者に?!身近なインターネットトラブル
・SNSだけじゃない!注意したいインターネットとの関わり方